3月 11 2007

街の移り変わりと市外局番とゴミ


名古屋の街も大きく変わり、「巨大な田舎」といわれた時代を忘れたように
都市として全国的に意識されることも増えてきました。
(前述登場お客様のように、大阪と較べること自体畏れ多いといいますか…。)

しかも名古屋の人がそれに気がつき始めている。笑

雀おどりのある南大津通りにも、百貨店以外に
グッチやプラダ、アップルストアーやGAPなんかも軒を連ねています。

最近名古屋駅前には、
トヨタが本社を移してシックなランドマークをオープンさせました。

名古屋は、知らないうちに「観光客」の方が歩く街になりました。
京都や大阪、静岡から遊びに来る人がいます!

ちょっと前は、用が無ければ立ち寄らない人が多かった…。笑

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写真は(名古屋の人は誰でも知っている)、老舗デパートの「松坂屋」です。

この眺めは子供の頃から変わりません。
何せ大正時代の建物だと聞いています。

うちの古い木の看板や印刷物や法被にも、わざわざ「松坂屋前」と書いてあります。
周囲のお店からも、それだけの愛着があったわけですね。

チラシや包装紙などの古い印刷物に、もうひとつ共通点があります。
それは「市外局番が書いて無い」こと。

たとえば、名古屋だと052、東京03とか。
名刺や広告でも省いてあること。 時々無いですか?

それ以外の地方は、意識していないということでしょう。

「電話せんでもいいよ。」という感じ。
まんま商圏の大きさがわかりますね。

だから、京都や金沢など古い町で買ったものの包装紙に
市外局番が書いてないと、妙にありがたい気がします。(僕だけか…。)

逆に東京青山や銀座とか、横浜中華街とか、大阪ミナミとかnewyorkとか
なじみある地名も屋号の前にわざわざ書いてあると、全国で(世界で)勝負してる気がしますね。
(そんなことないですか?)

雀おどりでも数年前から屋号の前には、「なごや 栄」と書くようになりました。
地元の人が見たら、まだまだ「?」ですかね…。笑

しかし、志は高く。

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20年前に初めて東京へ旅行したとき、
人とビルと、歩道のゴミの多さに驚きました。

たぶん、街の外から関係ない人が入ってくるから、
ゴミが多いんだろうと思いました。

自分の家の近所で、そこらへんにゴミ捨てる人はいませんよね。

「いま自分がいるこの街は、自分にとって(興味はあるけど、)あんまり関係はない。」
だから、ゴミ捨てられるんですね。 

愛着があるかないかの問題です。

週末、店の前の歩道に散らかるゴミが増えたのは、
名古屋が街になった証拠なんだろうなあ。と、溜息ついてみたり。


いろんな影響が、そこかしこで生まれてるんでしょうねえ。



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