12月 19 2006
「雀」のついた和菓子屋さんはたくさんあります。

さて、今年もあと半月ほどです。
先日、お客様に
「ウチの近所に「雀」のついたお菓子屋さんがあるんだけれど…。」
というご質問をいただきました。
現在ざっと電話帳で調べて、
名古屋市内だけでも「雀」のついたお菓子屋さんは結構あります。
残念ながら私たちも把握できてません。
そもそも把握すべきモノでもないかも。笑
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のれんわけという制度があります。
丁稚から始めて、独立するときに修行先の名前を一字もらうことがあります。
苦労した思い出と誇りをこめて、一字もらうわけです。
でも、長い歴史の中で行われているのでどんどん増えますし、
それぞれのお店で代替わりされ、一概にどうこう言えるものでもないですが。
お菓子業界に限らず、弛みない努力で、
本家より大きくなるお店の例もいくらでもありますし。
街で、「雀」の看板がついたお菓子屋さんを目にすると、
知らないお店でも、なんともいえない嬉しい気持ちになります。笑
いつかそれぞれの苦労を肴に、忘年会とか開けるといいですね。
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先日先輩の洋菓子屋さんとお話していたのですが、
「うちらの業界は、創業100年なんてゴロゴロしてるよねー。」と言われました。
そうですね。確かに。 みんな看板を大切に働くことが、大好きなんですねえ。
(ちなみに凛々しい肖像写真は、ウチの本店の看板を作っていただいた三浦龍堂氏です。)