3月 20 2012
ういろに使う砂糖は、
写真は、現在ういろに使っている砂糖(グラニュー糖)です。
ホクレン・ビートグラニュー糖の文字が、輝いて見えるのは私だけでしょうか?
ういろを作るのに使う材料は、上新粉(ごはん米粉)、砂糖、水です。
あとこれに桜の花を擂り潰したり、抹茶や小豆餡、黒砂糖を混ぜたりします。
なかでも重要なのは米粉です。
こちらは以前からずっと国内材料・国内生産物にこだわり、
なるべく等級品質の良いものを使っております。
魚沼産コシヒカリなど有名な銘柄もあるので、産地にこだわりたくなりますが、
一年を通じて安定した品質を望む場合、大事なのは「等級」です。
食べてすぐに違いがわかるほどに味に差がでてしまいます。
(特にういろは他の材料使ってないし…。)技量・技術で補えない違いがあるのです。
一方砂糖は、ザラメ・グラ・上白糖や黒砂糖など種類ごとの違いは大きくあるものの、
あまり等級が無くサトウキビなど通常の輸入材料の国内精製物を使って来ましたが、
問屋さんのはからいで、少数派の北海道産の国産ビート(てんさい)砂糖が入るようになりました。
等級・産地によって品質が大きく異なるものも多いです。
例えば黒砂糖などは、同じ沖縄産でも島ごとの土質によって味の違いが判るほど異なります。
残念ながら、今回は精製度合いの高いグラニュー糖ですので、
世界に冠たる北海道産!とはいえ、
海外産と正直味の違いが判りにくいのは問屋さんも認めております(苦笑)。
しかし、ういろといえど「嗜好品」ですので、国産原材料使用!というのは
やっぱりプラシーボ効果(思い込み効果)は抜群ですな。笑
これからも、あれこれ味見しながら「良質な」材料にこだわって行きたいなと思います。
まあたまにはこんな企業秘密写真でも。笑