4月
05
2009

早くも4月になりました。
さすがに春本番で、毎日あたたかいですね。
雀おどりでは、進物をお求めいただく場合も増えました。
お箱代を頂戴するのですが、
ういろや叢樹菓・栗饅頭など焼き菓子と一緒に包装させていただきます。
お祝いや御礼など、
用途に応じて、のしや短冊などお付けすることもあります。
いろいろ詰め合わせて包装させていただくのですが、
「ちょっとこの手紙を入れておいて下さい。」と、ご用命いただくことがあります。
もちろんどんな内容か、私達が知ることは無いのです。
でも、手紙を入れたお菓子の箱のふたを閉めるときには、
私達も、ちょっとだけドキドキをおすそ分けいただきます。
3月
07
2009

いやあ、今日はとんでもない嬉しいことがありました。
(今回は、私からのハッピー&サンクスです。)
週末の午後は店番してることが多いのですが、
なんと去年のブログにも書いた名古屋国際女子マラソンに参加されたあの女性が
また来店されたのです! :2008年3月参照
お客様が店内に入られたときに、思わず
「いらっしゃいませ…。 わあああ、去年もみえましたよねえ!」
と、大声出してしまいました。 (もうすぐ39歳なのに。笑)
そうですかあ …あれからもう1年経つのですね。
そうですかあ …今年も参加されるのですね。
あいかわらず、トレーニングウエア姿が決まってますねえ…。 ん?
「あれえ? あのときには去年今年と基準タイムに届かないから、
来年からは参加できないって、すごく寂しそうに言ってませんでしたっけ?」
「はい。 どうしてもあきらめられなかったんです。
最後の選考大会に出場して、また基準タイム3時間15分をクリアできました。」
「えええ!リベンジしたんすか!?」
「はい。 悔しかったですから。
お陰で今年と来年はシード選手で参加できます。
どうしても、名古屋で走りたかったんです。」
「私は素人ですので、どうしても走りたい気持ちはよくわからないですが、
一度落としたタイムを戻すのは、相当大変なんじゃないですか?」
「はい、きつかったですよ。笑」
まだ、名前もお伺いしていませんが、年齢は私よりひとつ上。
この10年間、ほぼ週一回休みながら毎月300キロ走りこまれるそうです。
富士山マラソンだって、4時間で3000メートル駆け上がっちゃうスーパーレディでした。
明日は、頑張ってください!
今年も来年も応援させていただきます!
3月
06
2009

きんとんは、「金団」と書きます。
金団製というと、煉り切り(白餡をベースにに求肥や山芋・葛をつなぎにして加えたもの)や、
羊羹(小豆餡を寒天と炊きあわせて冷やして固めたもの)で作るのが一般的です。
餡を専用の金団ふるいで裏ごしして、
そぼろ状になった餡を、箸でまとめて餡玉(主に粒餡)にくっつけていきます。
一本づつの餡の隙間に空気を含んでいるので、
喰い口(口に入れた時の食感)がふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。
手のひらの上で、くるくると菓子を回しながら、
一定の間隔で、同量の餡を箸でつまんで載せていきます。
リズミカルにリズミカルに。笑
あまり上手ではないと、一定のお菓子を作るのはむずかしいのです。
和菓子は(仕事は何でもそうですが)、
一つ一つが主張せず、どれも同じように出来ていることが大事です。
きんとんは、
お茶菓子を作る和菓子屋さんなら、たいてい置いてある定番中の定番です。
ですから、餡の硬さや、そぼろ目の粗さ、配色、仕上げにいたるまで
そのお店の考え方が良くわかるお菓子のひとつですので、
私も初めてのお店にお伺いしたときは、買ってみて勉強します。
なかなか興味深いですよ。
・・・・
きんとんは、作り方はシンプルですが、
そぼろ餡の色の組み合わせを変えることで、
どんな季節のお菓子にもなることも魅力です。
例えば、
1月は紅と白で、左右に盛り分けて紅白梅。
寒が明けたら、黄色と薄緑で、菜の花。
3月までは、ピンクの濃淡で桃の花。
5月には水色を、6月はアジサイを、7月には若葉を。
秋には小豆餡で枯葉を、10月は橙色に赤色で紅葉を。
冬には、白でクリスマス、
で、お正月には、大島黒糖と若緑で、松になります。
さて、この時期。
桃の節句を過ぎれば、濃淡のピンクに、さらに白を重ねて抜く桜の季節です。
濃いピンク 1 : 薄いピンク 2 : 白 3 の分量です。
たったこれだけの工夫で、見違えるように美味しそうになるのです。
色が変われば季節が変わり、
季節が変われば、色が変わります。
味のほうも、
雀おどりのきんとんは、味に丸みと風味を持たせるために
練りき切り餡に薯用薯を加えています。
一度お試しあれ。
■ 雀おどり特製 桜きんとん 税込 210円
薯練り切り餡・粒餡など。
3月
01
2009

もう3月ですから、卒業式を控えてその向こうにある
新しい場所に飛び込んでいく準備を(どきどきしながら)されている方もいますよね。
この時期の薯用饅頭の焼印は、「土筆」です。
毎年春になって、このお菓子を見るたびに、思い出すんですよねえ。
…初めて、和菓子屋さんの現場に入った日。
最高に仲良しでトモダチが多くて居心地良い学校から、
誰もがたぶん経験したことのある、緊張・緊張・緊張の社会人第1日目。
自分以外は、全員仲が良くて。
だから尚更とっても場違いな気がして、
心細くて、世界中の全ての原因が自分の行動にかかっているようなカンジ。
朝から和菓子の工場に入ってても、
自分が立ってて良い場所すらわからない。
何を喋っていいかもわからなくて、カチカチの一日が終わりに近づいた頃、
ぜんぜん打ち解けない空気の中で、
工場長さんから、翌日の注文書を読み上げるよう言われたんです…。
たくさんのお茶菓子の菓銘がつづられた注文書を読みました。
お菓子の名前は、季語や歳時記を使うことも多く、
初めての自分には、どんな御菓子なのか?もさっぱり見当がつかないです。
「…つちふで」と、何気なく読み上げたら、
それまで下を向いて一心に仕事していた全員が、
ニタ~っと(音の出るような笑顔で顔上げて)尋ねられました。
「は?何だって?もう一度読んでみて?」
「ダー、これだから素人はしょうがねえなあ…。」
え? あ?
なんか読み方が違ったんだな。と、思いながらも
名前もまだよく知らない工場中の全員の先輩が、
ニコニコ顔で輪になって近寄ってきて、
「は???、フルハシ君、なんだって????」
「ツチフデ???笑」、これは、なんだっけええええ?
と、読めなかった恥ずかしい一生の思い出と、
そのあとずっと先輩に可愛がられるための
貴重な職場デビューの門出を飾った思い出の菓子になりました。
・・・・・・・・・・・・・
春からの新入生諸君!
先輩は、君たちのスマートな正解よりも、
きっと、一生懸命の失敗を心待ちにしています!
行儀良く、すくすく成長なんて望まずに、
どーんと、思い切りぶつかって行きましょう!
きっと、これからも、一生を導いてくれるような
たくさんのすばらしい出会いがありますよ~。
ファイト!
■ 土筆(つくし) 45g 漉し餡 /薯用種
税込価格 210円
3月
01
2009

いよいよ3月ですね。
きのう工場の外に出たら、隣の神社から鶯の声が聞こえてきました。
「ホーホケケ…。」
「ほけけ?」
まだまだ、上手く鳴けないみたいでした。笑
何事も成長は、皆で見守って行きたいですね。
2月
14
2009

毎年恒例の桜麩餅です。
2月初旬から、桜の散るまでの製造です。
中が漉し餡で、桜の花の塩漬け載せて、桜の葉で包みました。
ぱくっと、かぶりついてくださいね。
一足お先に、口中で桜が満開です。 笑
180円/一個
2月
14
2009

ちなみに、春のういろの外装はこんな感じです。
参考までに。
・・・・・・・・・・・・・・
さて、今日は2月14日のバレンタインデイです。
ウチのお店は特に用意もしませんが、
大好きな彼氏や、旦那様に思いを伝え、一緒にチョコレートをあげる日です。
10代の方にとっては、(もしかしたら)運命の一日になるかも…。ですが。
お互い年齢を重ねると、だんだん感慨深い一日になってきますね。
「だいたいね、美味しいチョコあげたって、男にチョコの味なんてわかるわけないし…。
むしろ男のほうから大好きな女性にチョコレートを送る日にすれば、
本当に美味しいチョコが、もっともっと売れるのに。」
と、ウチの妻もぼやきながら女性視点なのか、菓子屋目線なのかよくわかりませんが、
せっせと板チョコ削り、ラム酒に蜂蜜、生クリーム入れて混ぜ混ぜして
毎年前日の夕食後に手づくりのチョコレートを作って、
2月14日の朝に食べさせてくれました。
相手は変われど、「美味しいものを食べさせたい。」という気持ちは、変わらず。
きっと、毎年毎年続けてきたバレンタイン・デイ。
女性って本当に可愛い生き物ですね。
2月
12
2009

節分も過ぎて、だんだん風が暖かくなってきました。
最近はブログの更新も滞りがちですが。
雀おどりでは、今年も春限定の季節ういろを作るようになりました。
上から桜・白・抹茶の三色味で、お雛様などでよく使う菱餅を模してみました。
ピンク色は、自然色素と桜の花をすりつぶして混ぜ、
白は、お米のプレーンな白さ、
グリーンは、愛知県西尾産の抹茶です。
9個で840円での発売です。
可愛い和紙のお雛様パッケージです。
よろしくお願いします。
・・・・・
さて、
先日店番をしていたところ、母子で来店されたお客様がありました。
いろいろ商品を見比べながら、季節ういろのところで目が止まり、
おかあさまが、お子さんに、
「ほら、きのうお雛様だしたときに、これと同じ三色のお餅があったよねえ。
三つの色は何の色だったか覚えてる?」
と、やさしく話しかけられました。
「なんて微笑ましくて素敵な光景だろう。お菓子屋になって良かった。」と、
思いながらも、正直、目の前で聞いていた私が、ドキッと。
エーと、「白」ってなんだっけ? 汗
菱餅の三色の由来は、皆さんご存知ですか?
正解は、ピンクは桃の花。
白は、まだ残る大地の雪。
緑は、大地の草・蓬です。
白は、大地の雪ですよ。
勉強になりました!
(と、小声でお礼言いました。)
皆さんで、自分の知ってる楽しいこと。
どんどん教えあっていきませんか?
人生は素晴らしい。 ピース。
1月
14
2009

知ってますか?
左義長、またの名を「どんと焼き」とかいいますが。
お正月などが過ぎて、不要になったしめ飾りや門松。
だるまなんかを燃やして、その炭で飾りのお餅を焼きます。
や、もちろんいろいろありがたい理由もあるのでしょうが。
工場の隣の神明社でも、毎年行われています。
私も子供のころ行ったことがあるだけで、ほとんど30年ぶりに参加してみました。
海苔も醤油もしっかり持参しました。
焼餅はほんとに好物のひとつなのですが、
正月に5キロも太ってしまったこともあり、
お餅は4個ぐらいにしておきました。笑
なんと、神社のお世話をなさっていただいている方が、
飾りを切り分けたお餅を、その場で分けてくれます。
ちょっと、カラフルに色が変わってる部分もありますが、
焼いてお醤油をつけてしまえば美味しいもの。
近所の人もお年寄りを中心に、とても賑やかなひと時を過ごせました。
しめ縄なんかで作ったありがたい炭火を囲んで、
お餅も、神社のお飾りのお下がりですから、抜群のありがたさ。
まるで食べるだけで一年の健康や無病を約束された、バーベキューみたい。
醤油にも降りしきる灰の中で、パクパク食べてきました。
サーといって、サーっと帰ってきました。
地域の行事って豊かですね。
生まれたころから、ずーっとやってます。
大きく宣伝してるわけでもなく、
知ってる人だけでキチンとやられています。
ボランティアと言ってるわけでもなく。
きっと有志ですね。
こんな行事が、きょうは全国的に行われているのですね。
みなさんの善意に感謝です。
1月
12
2009

お正月ボケが残っているうちに、少し大きな話をしましょう。
雀おどりでは、小さなお菓子屋ですが、
せっせとそれでも年間200万個の一口ういろを作っています。
で、毎日名古屋駅や空港、送ったり、お店で召し上がっていただいたりします。
毎日ういろを作るのが仕事のようですが、
実は、毎日ういろを召し上がっていただけているから、
せっせと作ることが出来るわけです。
食べていただいているから、作ることが出来るのです。
買っていただくと、お一人様は何個ぐらい召し上がるのでしょうか?
一口ういろといっても、一口で食べるには少々大きく。
皆で分け合って、一人2個食べていただけるとして、
一年でざっと、100万人のお客様に召し上がっていただいている計算です。
…あくまで計算ですが。
途方もない話ですね~。
普通に生活してて、100万という単位は、なかなか出てこないですね。
それでは、仮に日本中の方に召し上がっていただきたい。
日本全部の方に召し上がっていただこうと思うとどうなるでしょうか?
1億(100,000,000)人÷100万(1,000,000)個/年=100年!
…うわああ。
残された仕事は、途方もなく。
残された時間は限りがあります。
私達の日本は、まだまだ大きいですねえ。